2018年7月6日
星空公団
星空公団では、環境省が25年間にわたって続けてきた全国星空継続観察が2012年をもって休止となったことを受け、その代わりとなる独自の暫定調査を5年間にわたって実施してきました。この暫定調査では、のべ900人以上の方にご協力いただき、データを継続的に取得することができました。測定された夜空の明るさは、上空に漏れ出した地上の照明光が、大気中の水蒸気やチリ、黄砂などによって散乱された結果であり、大気環境の保全のみならず、夜間照明の効率的な利用を考える上でも重要なデータとなっています。
このたび、環境省により、肉眼による星空の観察およびデジタルカメラによる夜空の明るさ調査が再開されることを受け、星空公団による暫定調査については終了することとなりました。5年間にわたりご協力いただいたみなさまには感謝申し上げるとともに、引き続き環境省による調査にご協力いただけるようお願い申し上げます。
なお、これまでの「デジカメ星空診断」については、地域における星空環境の詳細調査や年間を通じた調査の要望が多くあることから、引き続き実施していきます。調査を希望される方は個別にお問い合わせください。
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