特に良好な星空環境であるとはいえない都市部を中心に、まちかど星空観望会を積極的に実施することによって、 今まで星空に興味を持っていなかった人々への星空への興味・関心を図ります。 駅前の公共広場やショッピングセンターと連携して予約不要の星空観望会を開催し、 通りがかりの方々に月や惑星を楽しんでいただく活動を行っています。
さらに、「まちかど星空観望会ワークショップ」の開催を通して活動の輪を広げるとともに、 その活動を安定して継続できる手法を調査検討していきます。 今までの活動実績は『活動記録』をご覧ください。
良好な星空環境の供給という目的のために、国立天文台と協力して夜空の明るさ測定手法の検討を行っています。 夜空の明るさは年々明るくなっていると言われていますが、夜空の明るさに対する照明光の寄与の程度は詳しくわかっていません。 夜空の明るさに対する照明光の影響を定量的に評価する必要があります。 星空公団では、環境省の行なっている全国星空継続観察をデジタル一眼レフカメラに置き換える手法を開発しました。 銀塩フィルムと比較してデジタル一眼レフカメラは手軽に測定できることから、今後はこの手法を広める活動を行っていきます。
星空公団では、夜空の明るさを評価するため、デジタル一眼カメラを使用した測定手法を提案しています。
測定に役立てるため、デジタル一眼カメラのRAW形式のファイルをFITS形式に変換するソフトウェア(raw2fits)を開発しています。
また、まちかど観望会などで使用するため、ビクセンの1軸コントローラSD-1互換のコントローラを開発しました。電池内蔵で恒星時駆動および1/2恒星時駆動が可能です。