星空公団
〜街と星空の共存を目指して〜

【プレスリリース】平成26年度夜空の明るさ観察実施について

2014年5月26日
星空公団

星空公団では、環境省が25年間にわたって続けてきた全国星空継続観察が休止となっていることから、その代わりとなる夜空の明るさ調査への協力を呼びかけます。この調査は、これまで25年間連続してきた夜空の明るさのデータがいったん途切れることを防ぎ、継続的なデータの蓄積につなげていくための試みとして、全国のみなさまにデータ提供の協力を呼びかけるものです。

全国星空継続観察は、星空観察という身近な方法で大気環境の調査を行い、大気環境保全に関する国民の意識を高めることを目的として実施されてきた事業です。この事業では、夜空の写真から背景の明るさを測定する方法で夜空の明るさが継続的に調査されてきました。調査には全国の多くの団体が参加し、わたしたちを取り巻く大気や星空といった自然環境に目を向ける非常に効果的な活動となっています。また、測定された夜空の明るさは、上空に漏れ出した地上の照明光が、大気中の水蒸気やチリ、黄砂などによって散乱された結果であり、大気環境の保全のみならず、夜間照明の効率的な利用を考える上でも重要なデータとなっています。

調査は平成26年夏期と冬期の2回、期間を区切って行い、それぞれの期間について夜空の明るさを測定します。測定には、指定された時間帯に指定の方法で撮影された夜空の写真が必要になります。撮影期間、時間帯および撮影に必要な機器については下記の通りです。調査にあたり事前の申込み・申請等は不要です。撮影されたデータについては、ウェブサイト(http://dcdock.kodan.jp/)を利用して収集します。データ収集にあたり、大容量(30〜100 MB)のデータ送信が必要になりますので、あらかじめご了承下さい。なお、収集したデータについては、個人を特定しない形でウェブ等にて公開されます。詳しい撮影方法やデータ送信については、ウェブサイトをご確認下さい。継続的なデータの蓄積のため、みなさまのご協力をお願いいたします。

【調査概要】

期間: <夏期> 平成26年8月16日(土)〜8月29日(金)
<冬期> 平成27年1月11日(日)〜1月24日(土)
調査時間帯: <夏期>日没後1時間半~3時間半の間
<冬期>日没後1時間~3時間の間
調査方法: 夜空を30秒,60秒,120秒の3コマ×2セットで撮影を行い、画像から夜空の明るさを測定します。
2008年以降に発売されたデジタル一眼カメラが使用可能です。
調査スタッフ: 本調査に賛同いただける全国のみなさま
データ集計方法: 専用のウェブサイト(http://dcdock.kodan.jp/)よりデータ送信
調査・分析: 星空公団
協力: 環境省 水・大気環境局 大気生活環境室

お問い合わせ先

星空公団 小野間/柴山
メール: sw2014@kodan.jp

【PDF版のダウンロード】

release140526.pdf (86 kB)